旅行から帰った夜。「あの写真ちょうだい」と言われて、トークを遡り始めます。3日分のやり取り、300件のスタンプ、誰かの領収書の写真。目的の1枚はまだ出てきません。

LINEの写真は、送った瞬間から埋まり始めます。それを止められるのが「アルバム」機能です。

ここからLINEトーク画面を再現した会話です

にんにくネコテティーベア右
にんにくネコ
シュバッと遡ればいいでしょ!……あれ、3日前のはずなのに、まだ2日目までしか戻れてない
テティーベア
そこが限界です。あとから見返す写真は、送るのではなくアルバムに入れる。それだけで全部変わりますよ。
LINEトーク画面の再現ここまで

作り方だけ先に知りたい人は、この3ステップです。

  1. アルバムを作りたいトークルームを開く(グループでも1対1でも可)
  2. 右上の「≡」→「アルバム」
  3. 「アルバム作成」→ 写真を選んでタイトルを付ける

上限や写真の追加方法は、下のアルバムの作り方で詳しく説明しています。

先に一番大事なことを⁠|アルバムに動画は入りません

LINEアルバムに動画は保存できません(写真のみ)。ここを知らずに旅行の動画をトークに送り続けると、あとで回収できなくなります。

「じゃあノートに入れればいい」と思いきや、2024年2月15日にノートへの動画投稿機能も廃止されました(オープンチャットを除く)。つまり無料ユーザーが動画を長期保存・共有する手段は、LINEの標準機能ではほぼなくなったのが現状です。

ここからLINEトーク画面を再現した会話です

にんにくネコテティーベア右
にんにくネコ
え、じゃあ運動会のやつは!? あの、逆走してた子の!? どこに置けばいいの!?
テティーベア
LINEの外です。……身も蓋もありませんが、写真アプリの共有アルバムのほうが、この一点だけはLINEより優秀なんです。
LINEトーク画面の再現ここまで

動画を残したい時の選択肢

選択肢動画の長期保存向いている場面
Googleフォトの共有アルバム◯無料で容量も多く、複数人で写真と動画をまとめて共有したい時
iCloud共有アルバム◯参加者がiPhone同士で完結する時
LYPプレミアム(月額制の有料サービス)◯LINE内で完結させたい時。加入していればLINEアルバムにも動画を保存できる
LINEトークに直接送信△その場で見せるだけの時。送信から一定期間で再生できなくなる

「動画も含めてみんなで残したい」なら、LINEに固執せずGoogleフォトの共有アルバムを併用するのが現実的です。

アルバム機能とは⁠|トークルームに紐づく共有フォルダ

LINEのアルバムは、トークルームの中に作る写真共有フォルダです。

  • グループでも1対1のトークでも作成できる
  • そのトークの参加者全員が閲覧・写真追加できる
  • 一度アルバムに入れた写真は保存期間の制限なし(半永久的に残る)
  • 個別に送った写真は一定期間で見られなくなるが、アルバム内なら消えない

つまり、「あとから見返したい写真」はトークに直接送らずアルバムに入れるのが基本戦略になります。

アルバムの作り方⁠|基本の3ステップ

  1. トークルームを開く — グループでも個人トークでもOK
  2. メニューからアルバムを選択 — iPhone・Androidとも右上の「≡」アイコン →「アルバム」(古い端末やバージョンでは「+」マーク →「アルバム」の場合もあり)
  3. 「アルバム作成」→ 写真を選んでタイトルを付ける — 端末内の写真から最大300枚を選択してアップロード。旅行先や日付をタイトルにしておくと後で探しやすくなります

作成済みのアルバムに追加する時は、アルバムを開いて右上の「+」または「写真を追加」から。

知っておくべき容量・枚数の上限

「アルバムなら無限に保存できる」と思われがちですが、枚数の上限は明確にあります。

LINEアルバムの上限(1トークルームあたり)

1アルバムの最大枚数
1,000枚
1回のアップロード上限
300枚
1トークの最大アルバム数
100個
トークあたり実質上限
10万枚

* 1アルバム1,000枚 × 100アルバム = 1トークあたり実質10万枚まで

1,000枚入れたい場合は、300枚ずつ複数回に分けてアップロードします。家族トークや友達グループの日常使いなら、まず使い切らない量です。

ただし子どもの成長記録など長期で使う場合は、アルバムを年ごと・月ごとに分けるなど、運用ルールを先に決めておくと管理が楽になります。

画質は自動で圧縮される

アルバムにアップロードした写真は自動的に圧縮されます。元の画質ではなくなる点に注意してください。「劣化なしで残したい大事な写真」は、GoogleフォトやiCloudなど別の場所にもバックアップしておきましょう。

アルバム・ノート・Keepメモの使い分け

LINEには似た機能が3つあります。違いはこうです。

機能主な用途保存できるもの共有範囲
アルバム写真の長期共有写真のみ(動画×)トーク参加者全員
ノートテキスト・情報の共有テキスト、画像、リンク、位置情報などトーク参加者全員
Keepメモ自分用メモ(自分だけのトークルーム)写真・動画・テキスト・ファイル自分だけ

ざっくり覚えるなら、写真をみんなで残す → アルバム、イベント詳細やお知らせを掲示する → ノート、自分のメモ帳 → Keepメモです。

「家族の写真を一箇所にまとめたい」ならアルバム、「飲み会の店情報と幹事連絡をピン留めしたい」ならノート、という使い分けが自然です。

なお、Keepは2024年8月でサービス終了しており、現在は「Keepメモ(自分だけのトークルーム)」に機能が引き継がれています。古い記事でKeepを推奨しているものを見かけたら、Keepメモに読み替えてください。

使う前に知っておきたいトラブルと対処

困りごとどうなるか対処
作成者がグループを抜けたアルバムはトークルームに紐づくので、作成者が抜けてもアルバムは残る特になし。ただし1対1トークで相手をブロック・削除すると、そのトークのアルバムは見られなくなる
写真を消したいアルバム内の写真を長押し →「削除」。削除すると参加者全員から見えなくなる間違えて削除すると復元できないので、消す前に一度ダウンロードしておく
追加通知が多すぎるアルバムだけ通知オフという設定はないトークルームの通知自体をオフにして対処する
手元に残したいアルバム画面で写真を選択 →「保存」または「ダウンロード」で端末に保存できる一括ダウンロード機能もあるので、思い出をまとめて手元に戻せる
機種変更したいアルバムはサーバー側に保存されているアカウント引き継ぎが正しく行われれば、過去のアルバムもそのまま見られる。トーク履歴のバックアップとは別管理

最後の行は覚えておくと安心材料になります。トーク履歴のバックアップに失敗しても、アルバムの写真まで道連れにはなりません。

まとめ

  • 後で見返したい写真は、トーク直送りではなくアルバムに入れる。埋もれなくなります
  • 1アルバム最大1,000枚、1トークに最大100アルバム。画質は自動圧縮されるので、原本は別途バックアップを
  • 動画は保存不可。残したいならGoogleフォトなどの併用が現実的です

今日これだけやるなら、直近の旅行のトークを開いて、アルバムを1つ作る。300枚まで一度に入ります。

ここからLINEトーク画面を再現した会話です

にんにくネコテティーベア右
にんにくネコ
作った!シュバッと300枚入れた!
テティーベア
そのうち280枚、同じ料理を角度だけ変えて撮ったものですね。残り20枚も見てみましょうか。
LINEトーク画面の再現ここまで

そして旅行の動画は、たぶん一生トークの底に沈みます。沈める前に1本だけ、LINEの外へ逃がしておいてください。