旅行・飲み会・子どもの記録——。誰かと撮った写真をLINEで送ったあと、トークを遡って探すのが地味に面倒、という経験は多いはず。そんな時に使えるのがLINEの**「アルバム」機能**。トークルームに固定で写真をまとめておけて、参加者全員で閲覧・追加できる便利な機能です。
ただ、動画が保存できない仕様や1アルバムの上限など、意外と知られていない制約もあります。この記事では、アルバムの基本から知らないと損する仕様までを整理します。
アルバム機能とは|トークルームに紐づく共有フォルダ
LINEのアルバムは、トークルームの中に作る写真共有フォルダです。
- グループでも1対1のトークでも作成可能
- そのトークの参加者全員が閲覧・写真追加できる
- 一度アルバムに入れた写真は保存期間の制限なし(半永久的に残る)
- 個別に送った写真は一定期間で見られなくなるが、アルバム内なら消えない
つまり、「あとから見返したい写真」はトークに直接送るのではなく、アルバムに入れるのが基本戦略になります。
アルバムの作り方|基本の3ステップ
1. トークルームを開く
作成したいトークを開きます。グループでも個人トークでもOK。
2. メニューからアルバムを選択
- iPhone:右上の「≡」アイコン → 「アルバム」
- Android:右上の「≡」アイコン → 「アルバム」
- 古い端末やバージョンでは「+」マーク → 「アルバム」の場合もあり
3. 「アルバム作成」→ 写真を選んでタイトルを付ける
端末内の写真から最大300枚を選択してアップロード。タイトル(旅行先や日付など)を付けて完了です。
既存アルバムに写真を追加する場合
作成済みアルバムを開く → 右上の「+」または「写真を追加」 → 写真選択 → アップロード。
知っておくべき容量・枚数の上限
「アルバムなら無限に保存できる」と思っている人が多いですが、枚数の上限は明確にあります。
LINEアルバムの上限(1トークルームあたり)
* 1アルバム1,000枚 × 100アルバム = 1トークあたり実質10万枚まで
ポイントを整理すると:
- 1つのアルバムに入れられるのは最大1,000枚
- 1回のアップロードは300枚まで(1,000枚入れたければ複数回に分ける)
- 1つのトークに作れるアルバムは最大100個
- 計算上は1トークあたり10万枚まで保存できる
家族トークや友達グループで日常的に使うぶんには、まず使い切らない量です。ただし、子どもの成長記録など長期で使う場合は、アルバムを年ごと・月ごとに分けるなど運用ルールを決めておくと管理しやすくなります。
画質は自動で圧縮される
アルバムにアップロードした写真は自動的に圧縮されます。元の画質ではなくなる点に注意。「劣化なしで残したい大事な写真」はGoogleフォトやiCloudなど別の場所にもバックアップしておきましょう。
アルバムに動画は保存できない|2024年以降の重要変更
ここが多くの人が知らない大事なポイント。
LINEアルバムに動画は保存できません(写真のみ)。
「じゃあノートに入れればいい」と思いきや、2024年2月15日にノートへの動画投稿機能も廃止されました(オープンチャットを除く)。つまり、無料ユーザーが動画を長期保存・共有する手段はLINE標準機能ではほぼなくなったのが現状です。
動画を共有・保存する代替手段
動画を残したい時の選択肢(おすすめ度)
* LINE内で動画を恒久共有したい場合は有料のLYPプレミアム加入が現状唯一の手段
- Googleフォト・iCloud共有アルバム:無料で容量も多く、複数人で写真と動画を共有できる
- LYPプレミアム(月額制の有料サービス):加入していればLINEアルバムにも動画を保存できる
- トーク直送り:手軽だが、送信から一定期間で再生できなくなる(保存期間は条件により異なる)
「動画も含めてみんなで残したい」なら、LINEに固執せずGoogleフォトの共有アルバムを併用するのが現実的です。
アルバム・ノート・Keepの使い分け
LINEには似た機能が3つあります。違いを整理すると:
| 機能 | 主な用途 | 保存できるもの | 共有範囲 |
|---|---|---|---|
| アルバム | 写真の長期共有 | 写真のみ(動画×) | トーク参加者全員 |
| ノート | テキスト・情報の共有 | テキスト、画像、リンク、位置情報など | トーク参加者全員 |
| Keep | 自分用メモ | 写真・動画・テキスト・ファイル | 自分だけ |
ざっくり覚えるなら:
- 写真をみんなで残す → アルバム
- イベント詳細・お知らせを掲示する → ノート
- 自分のメモ帳として使う → Keep
「家族の写真を一箇所にまとめておきたい」ならアルバム、「飲み会の店情報・幹事連絡をピン留めしたい」ならノート、という使い分けが自然です。
なお、Keepは2024年8月でサービス終了しており、現在は「Keepメモ(自分だけのトークルーム)」に機能が引き継がれています。古い記事でKeepを推奨しているものを見かけたら、Keepメモに読み替えてください。
アルバム使用時の注意点とトラブル対処
アルバム作成者を退会・グループ脱退すると…
アルバムはトークルームに紐づくため、作成者がグループを抜けてもアルバム自体は残ります。ただし、1対1トークで友だちをブロック・削除するとそのトークのアルバムは見られなくなります。
写真を削除したい
アルバム内の写真を長押し → 「削除」。削除すると参加者全員から見えなくなります。間違えて削除すると復元できないので注意。
通知をオフにしたい
アルバムへの追加通知が多すぎる場合は、トークルームの通知自体をオフにすることで対処します。アルバムだけ通知オフという設定はありません。
ダウンロードして手元に残したい
アルバム画面で写真を選択 → 「保存」または「ダウンロード」で端末に保存できます。一括ダウンロード機能もあるので、思い出として手元に残しておきたい時に使えます。
機種変更時にアルバムは引き継げる?
アルバムはサーバー側に保存されているので、機種変更してアカウント引き継ぎが正しく行われれば、過去のアルバムもそのまま見られます。トーク履歴のバックアップとは別管理になっている点が安心ポイント。
まとめ|「写真は送る」じゃなく「アルバムに入れる」
LINEアルバムを使いこなすコツを最後に整理します。
- 後で見返したい写真はトーク直送りせずアルバムに入れる(流れて消えなくなる)
- 1アルバム最大1,000枚、トークあたり最大100アルバム=実質10万枚まで保存可能
- 画質は自動圧縮されるので、原本は別途バックアップ
- 動画は保存不可。残したいならGoogleフォトなど併用が現実的
- アルバム=写真共有、ノート=情報掲示、Keepメモ=自分用、と使い分ける
「家族や友達と撮った写真がトーク履歴に埋もれて見つからない」を解決する一番のシンプルな方法が、アルバムに入れる習慣をつけることです。次の旅行や集まりから、ぜひ試してみてください。